本記事では、「第100回箱根駅伝2024」の6区について解説と予測をしています。
「山を制する者、箱根駅伝を制す。」
このように言われるほど箱根駅伝では、山郭区間にあたる5区と6区は重要な区間です。
特に復路のゴール地点にもなっている5区で活躍を見せた選手には、「山の神」の異名が付けられますよね。
そのため、5区が注目ポイントだと思われがちですが、実は箱根駅伝全体の勝負が決まるポイントとして6区の方が重要な区間として見られています。
今回は、そんな6区について徹底解説した記事となっています。
この記事では
・6区の注目選手5選
・6区の見どころポイントについて
・歴代区間記録について
以上のことをまとめてみました。
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箱根駅伝2024|6区の下りで好走を期待!候補選手
まずは、2024年箱根駅伝で6区を走る予定の選手から注目選手をご紹介します。
伊藤 蒼唯選手(2)
大学:駒澤大学
出身:島根県
1万メートル公認記録:28分28秒15
2023年箱根駅伝でも6区として起用されています。
また、当時1年生にしてその区間の中で一番速い記録を出した選手に贈られる区間賞も獲得しています。
2024年箱根駅伝でも起用された際は、区間最高記録を狙ってくるはずです。
山内 健登選手(4)
大学:青山学院大学
出身:鹿児島県
1万メートル公認記録:28分28秒75
箱根駅伝初出場となる選手ですが、山内選手自ら走りたい区間として5区を選んでいます。
そして、2024年関東インカレで同校の宇田川選手と共にワンツーフィニッシュを飾るほどの実力もありますので申し分ないと思います。
柴田 大地選手(1)
大学:中央大学
出身:京都府
1万メートル公認記録:28分59秒25
2023年U20日本陸上競技選手権大会の男子3000m障害では、1年生にして優勝を果たしています。
また、同年宮古サーモン・ハーフマラソンでも優勝をしており、6区の中では最強のルーキーになるかもしれません。
野沢 悠真(2)
大学:創価大学
出身:宮城県
1万メートル公認記録:28分47秒63
恐らく5区を走るのは、吉田響選手が選ばれ「山の神」として活躍を見せるはずです。
そして、吉田選手からタスキをもらうのは野沢選手となり、下りの神として創価大学に2人の神が降臨してほしいですね。
北村 光(4)
大学:早稲田大学
出身:群馬県
1万メートル公認記録:29分00秒51
1万メートルの記録は、他校の選手と比べてやや遅れを感じますが2年間6区を任されており、2023年箱根駅伝では3位になっています。
経験値が豊富な北村選手が大学ラストイヤーでどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
箱根駅伝2024|6区の特徴と注目ポイント
6区は、勝負の別れにもなりうる重要なポイントになっています。
往路で他校と差をつけられた状態で終わったとしても、復路で最初の区間となる6区で一気に差を埋めることで最後に勝利するパターンも珍しくないからです。
そんな6区の注目ポイントが2つあります。
1つ目は、逆転の可能性を秘めていることです。
例えば、2018年の大会で青山学院大学が6区を上手く使ったことで逆転を見せた大会がありました。
東洋大学が往路1位でゴールし、青山学院大学が36秒も差をつけられたまま2位でゴールした事があります。
そんな時に原監督は、「6区で逆転できる」と冷静な姿でインタビューに答えていました。
それは有言実行され、あっさり15km地点で逆転してみせたのです。
そして、青山学院大学がそのまま総合優勝を果たしています。
2つ目は、チームの勢いが決まる区間であることです。
6区の時点で往路での流れでの状況から「勢いをつけたい」チームと、「勢いを維持したい」チームに別れます。
勢いをつけたいチームは、往路の状況が芳しくない状況や逆転を狙っています。
また、勢いを維持したいチームは、往路で上々の出来栄えで走れている状態です。
復路の最初の区間である6区においてこのまま流れを続けていきたいと考えていることが多いのです。
このように各チームの状況から勢いを維持できるか、逆に勢いをつけられるかが求められる重要な役割を任されながら走っています。
もし、役割が十分果たせない走りになれば、6区の間で1位と最下位で5分以上の差が生まれるほど一気に置いていかれることもあります。
各校の選手がどのような戦略の元走っているのか注目して見てください。
箱根駅伝2024|6区過去の区間記録
歴代 | 出場回 | 実績 | 選手 | 学校 | 学年 | タイム |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 第96回 | 1位 | 館澤 亨次 | 東海大学 | 4年 | 57:17:00 |
2位 | 第96回 | 2位 | 今西 駿介 | 東洋大学 | 4年 | 57:34:00 |
3位 | 第97回 | 1位 | 花崎 悠紀 | 駒澤大学 | 3年 | 57:36:00 |
4位 | 第95回 | 1位 | 小野田勇次 | 青山学院大学 | 4年 | 57:57:00 |
5位 | 第93回 | 1位 | 秋山 清仁 | 日本体育大学 | 4年 | 58:01:00 |
6位 | 第94回 | 1位 | 小野田勇次 | 青山学院大学 | 3年 | 58:03:00 |
7位 | 第97回 | 2位 | 清水 颯大 | 順天堂大学 | 4年 | 58:06:00 |
8位 | 第95回 | 2位 | 中島 怜利 | 東海大学 | 3年 | 58:06:00 |
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さいごに
今回は、第100回箱根駅伝2024の6区について解説しました。
箱根駅伝は、前半戦の往路で優勝したチームがそのまま復路も逃げ切って、総合優勝するとは限りません。
逆転勝利は十分にあり得ます。
その逆転勝利が起きるか、逃げ切るかの分かれ目になっているのが6区です。
さらに、そんな重要な局面に1〜2年生を起用しているチームも多くいますので、下級生のがむしゃらが見れます。
今回の箱根駅伝では、どんな波乱が巻き起こるのか一緒に見守りましょう!