本記事では、第100回箱根駅伝2024の【2区】について解説していきます。
箱根駅伝には、各校のエースが集結する区間があります。
その区間は、尊敬の念を込めて「花の2区」と呼ばれています。
この区間に出場している選手たちの間で何が起きているのか、そして注目すべきポイントについてなど徹底的に解説していきます。
この記事を読んでいただくと「箱根駅伝2区の見どころについて」知ることができ、当日箱根駅伝を120%楽しめるようまとめました。
この記事では
・箱根駅伝2区の有力選手5選
・2区の特徴と注目ポイント
・歴代区間記録について
こちらをまとめましたのでご覧ください。
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第100回箱根駅伝2024|2区で好走を期待!候補選手
「花の2区」と呼ばれているだけあり、人気選手やエース選手が候補になります。
それでは順番に見ていきましょう。
鈴木 芽吹選手(4) キャプテン兼エース
大学:駒澤大学
出身:静岡県
1万メートル公認記録:27分30秒69
駒澤大学のキャプテン兼エースを務める選手。
自ら2区を希望しており、自信が駒澤のエースだという強い想いがひしひしと感じます。
監督からは「チームの目玉となる選手」として評価されているので、箱根駅伝では花の2区で存在感を見せつけてほしいですね。
黒田 選手(2)
大学:青山学院大学
出身:岡山県
1万メートル公認記録:28分15秒82
青山学院大学の「駅伝男」こと黒田選手。
インタビューで原監督が2区か5区を走ってもらうと発言されており、黒田選手は坂に苦手意識があることから2区に選ばれるでしょう。
青山学院大学の4年生メンバーに劣らない実力を持つ黒田選手が他校のエースに挑みます。
吉居 大和(4)
大学:中央大学
出身:愛知県
1万メートル公認記録:28分01秒02
中央大学のエース選手。
2023年箱根駅伝で2区を務め、1位になっています。
また、今回も2区を走りたいと希望が出ていますので、起用される可能性がかなり高いと予想しています。
2区の区間賞を今年も取り、キングオブエースとして君臨するか見物です。
リーキー・カミナ(2)
大学:創価大学
出身:チョメ(ケニア)
1万メートル公認記録:27分50秒66
日本学生対校選手権で優勝を果たした選手です。
2区では、エース選手が配置されやすいため対抗馬として外国人選手を起用するチームも少なくありません。
さらにリーキー・カミナ選手は箱根駅伝初出場のため、最強の挑戦者として2区を走るエース陣に挑みます。
松山 和希(4) 主将
大学:東洋大学
出身:福島県
1万メートル公認記録:27分50秒66
東洋大学のエース兼主将を務める選手です。
2022年箱根駅伝では5位と好走しており、上々の成績を残しています。
昨年は怪我で欠場していますが、今年は無事に復帰ができ、チームを支える走りを見せてくれるはずです。
第100回箱根駅伝2024|2区の特徴と注目ポイント
元々2区は、「権太坂」という名前の坂があり、地形としても走りづらさからかなりの難所です。
そのため、チーム内で最も力を持ったエースが起用されています。
このことから例年、エースが集まりやすい「エース区間」としてファンたちが2区に押し寄せ、人の列ができあがるのです。
よって、エースが集まりやすく、その勇姿を見にきたファンが大勢押し寄せることで区間が華やかになるため「花の2区」と呼ばれ始めました。
選手としても駅伝が終われば「花の2区」で走ったと誇りに感じると思います。
一方で実際に当日走った選手は口をそろえて「キツかった」とも言っています。
選手からすれば花だけに天国のような花畑ではなく、地獄かもしれませんね。
そんな2区の見どころは、2つあります。
1つ目は、「権太坂」。
2つ目は、「ラスト3km」です。
まず、1つ目の権太坂につきましては、2区の最初の難関と呼ばれています。
ペースを間違えるとあとの戸塚の壁や下り坂などで体力が持たず、大きな失速に繋がります。
ただ、各校のエースがいるためそもそもの平均速度が速くなりやすいため、下手に守りに入ると置いていかれてしまいます。
置いていかれれば、後半で追いつくなど難しく、そのまま撃沈しかねません。
各選手の駆け引きと、ペース配分に注目です。
2つ目のラスト3kmには、「戸塚の壁」という高低差が激しい難所が待ち受けています。
脚パンパンになっているはずの選手が最後の維持を見せあい、苦しい状況からでも出てくる負けん気を見れば、手に汗握るほど応援したくなるはずです。
タスキを渡した後の選手の倒れ具合は、他の区間よりも一番倒れているでしょう。
第100回箱根駅伝2024|2区過去の区間記録
歴代 | 出場回 | 実績 | 選手 | 学校 | 学年 | タイム |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 第97回 | 1位 | イェゴン・ヴィンセント | 東京国際大学 | 2年 | 1:05:49 |
2位 | 第96回 | 1位 | 相澤 晃 | 東洋大学 | 4年 | 1:05:57 |
3位 | 第85回 | 1位 | メクボ・ジョブ・モグス | 山梨学院大学 | 4年 | 1:06:04 |
4位 | 第98回 | 1位 | 田澤 廉 | 駒澤大学 | 3年 | 1:06:13 |
5位 | 第96回 | 2位 | 伊藤 達彦 | 東京国際大学 | 4年 | 1:06:18 |
6位 | 第96回 | 2位 | ラジニ・レメティキ | 拓殖大学 | 1年 | 1:06:18 |
7位 | 第95回 | 1位 | パトリック・マセンゲ・ワンブィ | 日本大学 | 4年 | 1:06:18 |
8位 | 第99回 | 1位 | 吉居 大和 | 中央大学 | 3年 | 1:06:22 |
9位 | 第84回 | 1位 | メクボ・ジョブ・モグス | 山梨学院大学 | 3年 | 1:06:23 |
10位 | 第99回 | 2位 | 近藤幸太郎 | 青山学院大学 | 4年 | 1:06:24 |
さいごに
今回は、花の2区について解説しました。
花の2区に選ばれる選手は、並みの選手ではありません。
私たちでは分からないような恐怖と戦いながら走っているでしょう。
敵は外側だけではなく内側の自分と戦う場面もあるはずです。
そんな状況下で懸命に走る選手たちを見ると今までとは違った見方で箱根駅伝を走る選手たちを応援したくなりますよね?
ぜひ、一緒に箱根駅伝を楽しみましょう。